アルバイトとパートの違い

30代で正社員以外の仕事を探している人の中には、アルバイトとパートのどちらを選べば良いかわからない人もいるでしょう。実は、アルバイトとパートには、待遇面や賃金面など明確な違いはありません。
どちらも正社員ではない非正規雇用の短期労働者としてみなされます。とはいえ、業種によっては勤務時間や仕事内容をはじめとする理由でアルバイトとパートと区別している企業も少なくありません。
飲食業や介護職、コンビニもその傾向が強く、多くの施設・店舗では短時間勤務をアルバイト、長時間勤務をパートと呼んでいます。アルバイトは本業ではなく、Wワークをしている人が多かったり学生が学校終わりに働くというイメージがあるのが理由です。
実際、アルバイト・パート募集と銘打った求人広告の多くは、アルバイト勤務は長くて半日ほど、パート勤務はフルタイム勤務が一般的です。アルバイトは、他に仕事を持っている人が副業としてできる仕事と捉えられています。

例えば、介護職におけるアルバイト勤務はその多くが介護の資格を必要としない雑務です。送迎車両の運転や施設内の清掃など、介護の現場で働くものの、要介護者への介助作業には従事しない特徴があります。
そのため、無資格者がアルバイトとして働くのは珍しいことではないのです。フルタイムで働くのが一般的なパート勤務とは異なり、アルバイト勤務の働く時間は平均して2~3時間ほどです。
パート勤務よりも短いので、複数の仕事を掛け持ちしている人には便利な働き方ともいえます。その一方で得られる収入は少ないことを注意しなければいけません。
アルバイトもパートも非正規雇用なので、給料は時給計算が普通です。勤務時間の長さが給料の金額を左右するので、短時間勤務が基本のアルバイトはどうしても金額が少なくなってしまいます。この点もパート勤務との大きな違いです。